毎度ですが、mikiがこの時期読んだというだけであって、今年発売の本とは限らないのです。ごめんなさい。そして順不同です。ネタバレもありでございます
1.アソシエイト ジョン・グリシャム
旅行のお供でした。通勤のお供にどうぞ。なんかのお供に丁度。
2.遠き面影 ロバート・ゴダード
だいぶ前に買っていたのですが、積ん読でした。⇒mikiの感想へ
3.陸軍士官学校の死 ルイス・ベイヤード
下半期一押し。⇒mikiの感想へ
4.誇りと復讐 ジェフリー・アーチャー
アーチャーにはずれなしという感じ?通勤時間は短くなります。
5.レクイエムの夜 レベッカ・キャントレル
はじめて読む作者というかデビュー作。「絶対にあきらめない。殺された弟のためにも。」という帯につられてみました。姉と弟って一番小説に出てくる組合せだと思うのですが…。陸軍…もそうだし。1931年ヒトラーが首相になる少し前のドイツの話です。
6.フランキー・マシーンの冬 ドン・ウィンズロウ
「犬の力」の作者の新刊です。犬の力が面白かったから、期待大。
でも静かなはじまり。静かなる男。もぅ、また渋い主人公登場。かっこいいです。フランク。
娘の笑顔が世界、素敵な彼女がいるのに別れた奥さんの男性の影にちょっと嫉妬。日本で言うと団塊?のサーファー。でも昔は…。
7.サーカスの息子 J・アーヴィング
え、今って感じですか。読んでみたかったのですが、最近やっと読みました。登場人物達が思うことがいちいち面白いし、たんたんと『首尾一貫していないという点では、彼は常に一貫していた』みたいな表現もおかしいし、猟奇殺人を解決していくミステリーという感じではないですね。エピローグが長くせつなかった。その中で3行ほどでしたが、宮本輝さんの小説を髣髴とさせる雰囲気を感じました。
8.マッカーサーの刺客 建倉 圭介
夫、子供、弟…大切な人を戦争に奪われた加代。マッカーサー撃つために故郷の丹波の山で猟の練習って。すごいな。つくづく狙撃?ものがすきなのね~私。なんか、加代は木村多江さんのイメージ。いかんいかん、すぐ頭で映像化。あの役は杉本哲太氏で、あの人は中村トオル氏? なんて。歴史がくつがえるようなラストではなく、みんなが思ってるラストになるのだけど、加代がんばれって思ってしまう。
9.ラスコーリニコフの日 佐々木 敏
和製「ジャッカルの日」などと書かれていたので手に取りました。「ジャッカルの日」大好き。以後、フォーサイス全部読み、みたいな。これは…全く違います。あんな遠い国のことではなくて、日本て危うい国だぁと身にしみてしまう一冊。ここにいたるまでスナイパーものを読み倒したせいか、スナイパー描写がちょっと。スナイパーって、狙撃練習とかものすごいみたいだし。ラスコーリニコフも……すぐわかっちゃうし。それにしても作者の佐々木氏はいやがらせとか命ねらわれたりとかしないのかな。
10.ホース・ソルジャー ダグ・スタントン
最近読んだ。⇒mikiの感想へ
下期のラインナップは、ちょっと偏ってるかな。第一次、第二次世界大戦の傷跡の話に北の諜報部員の話、米対タリバンのノンフィクション…。戦争反対でつ。なのに題材としては…ってやつです。泣くのはいつも女と子供でつ…。
上半期では「犬の力」が一番。下半期では「陸軍士官学校の死」。
違うタイプで両方スキですが、犬の力はもともと好きなタイプの話。
【超ねたバレ】⇒犬の力は、映像化されても面白そうだけど……。
何より「活字」で読むからこそ、の楽しさが充実。
特に下巻の350ページ越したあたりからの息もつかせない展開。
ファンとノーラ、オートバイでとばすシーンの描写が大好きでした。
というわけで、mikiイチ 2010は「犬の力」 皆さんより1年遅れ…。
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