mikiログ的怪奇譚~百ものがたり~

2022年8月26日 (金)

怪奇譚 子供時代編(超ライト)

皆さんは自転車にはじめて乗れた日のことを覚えていますか。

私は乗る必要性を感じなかったので、幼稚園の弟が先に乗れるようになっても静観していました。

そんな時、住んでいた古い社宅は壊すことになり、新しい社宅に移ることになったのです。

同じ市内なので小学校は越境でバス通いになりましたが、友達の住んでいる元居た学区に行くには小一時間かかります。

バスも少ないし。

自転車に乗る必要性が出てきました。

かといって、弟がすいすい乗っている今、親に「後ろ持ってて~絶対離さないでね~~。」などというレッスンはたのめません。

頼んでもいいのでしょうが、小さなプライドがそれを許さず、一人で練習するはめに。

坂道を利用して転げ落ちたりしながら、擦り傷だらけで毎日練習していました。

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ある日、学校から帰りいつものように弟の自転車を拝借して坂道を転げ落ちていると、学ランをきた見知らぬお兄さんが、「ツーツーができるようにならないとね。」といいながら近づいてきました。

ツーツー??

自転車のペダルに片足(左側から乗るならば左足)を乗っけて、サドルにすぐ座らずに走ることらしいのですが。

すぐに座って漕ぎだしていた私には目からうろこです。

社宅の駐車場までついてきたお兄さんは、時々アドバイスしながら見守ってくれました。

ツー がたっ ツーツ がたっ なかなかうまくいきませんが、だんだん慣れてきました。

そっか明日からはツーツーの練習だな、こっそり弟の自転車を駐輪場に返して思った私です。

次の日、学校でそのことを言うと、友達はみんな

「えーーー、それ危ない人だったらどうするの。」

「そうだよ、人さらい(変質者という言葉は浸透していなかった)かもしれないよ。」

げ…そうか。

後ろが山で、畑が多い田舎です。

小さな私の死体を隠す場所はたくさんあります。

基本は教わったから、今日は練習するのやめよう…。

明日もくるからね、といっていたお兄さんですが、結局その姿はみえませんでした。

駐車場から道路をはさんで反対側に警察学校があったのですが、いつも教室から兄さんたちが手をふってきます。

こっちの方が気持ち悪いや(スマソ)…と思っていた私。

しかし、次の日も次の日もお兄さんの姿はありませんでした。

いつしか私はおかげさまで左からも右からも乗れるようになり、しまいには曲芸乗りまでできるように(やめなさい)

で、オチはって。

そうなの。お兄さんと二度とあうことはなかったの。

後日新聞にその顔写真を見た、とか、仲良しの友達の亡くなったお兄さんで写真が飾られているのを遊びに行った時に見た、実は何年も前に…とかね、そういうの期待されていたでしょう。

あのお兄さんはいったい…子供の頃の不思議な思い出って、そんなもんじゃないでしょうかね。




 

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2022年8月 9日 (火)

怪奇譚 人から聞いた話編

怪奇譚(に限らず)コメント欄にて、怖い話、不思議な話をおしゃべりして頂いています。

ご自身での体験はもとより、ご家族やお友達から聞いた話でも。

コメントは、反映まで時間がかかりますのでご了承ください。

さて、テレビでやるような、行った人全員が見る、聞く、っていうのはちょっとありえないと思うんですよね。

ましてやビデオとか撮りながら、そこに映る…とか。

今回も、以前ご紹介したものです。

中学生の頃、塾の先生から聞きました(何しに塾へ?? )

前と詳細が違ったらごめんなさい。

肝のところは矛盾ないはず。

~☆~☆~

先生の友達、A君とB君(大学生)がある夜、屋台で飲んでいると、隣におじいさんがひとり手酌で飲んでいたのが見えました。

なんか…うざい

正直そう思ったそうです。

今まであったこともないし、こちらに何か言ってくるわけでもない。

ずいぶんと飲んだ二人は、近所のC君のアパートに泊まることにしました。

A君、B君、C君とせまいアパートに川の字になって寝ます。

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小さな台所のシンクに向かって三人の足が伸びています。

シンクの上は小さな窓があり、開けてあった窓から夜空がみえていたそうです。

A君が夜中にふと目をさましました。

何気なく、シンクの上の小窓に目をむけると、誰かが部屋の中をじっと覗いています。

それは、さっき隣で飲んでいたおじいさんだったと気づくまで時間はかかりません。

でも、なぜ??  俺酔ってるのかな、寝ぼけているのかな…。

そのまま又眠りに落ちたA君。

次の朝C君が、夜中に知らない人があの窓からじっと見ていた、という話を二人にしましたが、B君だけはみていませんでした。

A君とB君は窓から見ていたおじいさんの胸には、大昔の幼稚園生のように白い布の名札がついていたよね、と。

そしてそこにはおじいさんを見ていない、真ん中で寝ていたB君の名前が書かれていたんだとか。

それからすぐ、B君は乗っていたバイクがガードレールに衝突、帰らぬ人となったそうです。

あれが俗にいう死神だったのだろうか…とA君とC君は思ったようです。

ここまで書いたら、mikiの部屋で聞いたことのない音が、パチバチバチと3回なりました。

家族はリビングにいます。

隣の家からでもないようです。

左後ろからしました。

 

 

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2022年8月 4日 (木)

会社怪奇譚 アフターファイブ編(ライト)

一日〇〇体験教室、趣味の講座などは楽しいものです。

同じ会社の子と違う会社の子2名の計4名で、仕事帰りによく行ったものです。

たいてい面白そうなのを友達がみつけてきて…というパターン。

空手に学ぶ護身術、みたいなものとか。

その日もワイワイと参加して、帰りは近場で打ちあげをすることに。

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そして…あるある

案内される時に『5名様ですね。』

お教室からここまでに1人増えた??

まあよくある?ことなので『4名ですよ。』でおしまい。

でも、やっぱり5名だったと後でわかったのです。

よく我々を飲みに連れていってくださってた営業部の部長がちょうど亡くなっていたのです。

部をこえて、帰りが一緒になると大勢で飲みに行きました。

楽しかったなあ。

部長に献杯。



 

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2022年7月20日 (水)

会社怪奇譚あれこれ(ライト)

会社怪奇譚あれこれ

~エレベーター~

3.11の直後、西新宿某高層ビルではしばらくお休みする企業がいくつもありました。

30階で研修中だった自分は、ひっそりとしたビルで同僚から、誰もいないのにエレベーターが〇〇階で止まることがある。もちろん誰も乗ってこないと聞いたのです。

私が乗降した時は、そんなことは一度もありません。

わくわくするではありませぬか…。

そしてその同僚ともう一人とエレベーターにて降りる時、例の階に停車。

人気はなく、真っ暗で非常灯みたいなのが灯っているフロアが目の前に。

ほらほらほらーー って怖がる同僚。

じゃあ見てくる、と降りようとする私。

やめなよーーー 止める同僚たち。

じゃあ一人の時に降りてみようっと。

そして次の日、一人で行先ボタンを件の階に、と思って触ってみてもその階のボタンは点灯しません。

降りれないように設定してあるんだね。

って……。

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~倉庫~

〇〇さん、ちょっと地下(倉庫)から、とってきてもらいたいものがあるんだけど。

部長からお願いされた〇〇さんは、

え…と絶句。

ビル自体は新しいのだけれど、場所がとても古く、江戸時代の古地図でも確認できますが、浅野内匠頭が討ち入り後にお預かりとなった田村邸など歴史を感じさせる場所も近く。

地下に駐車場があり、半地下に書類などを置く倉庫がありました。

1階入り口側の受付の方によると、赤い着物を着た女性をたびたびみかけるとのこと、どうやらこの世の人じゃないっぽい…。

この噂のせいで、〇〇さんはかたまってしまいました。

ここはひとつ、私が行ってきますよ。

もう何度も行ってますし、気分転換になるんですよね。

と、エレベーターで1階へ、半地下へは少しだけ階段を下りていきます。

灯り取りの窓、ではないのですが、若干日がはいってくるので電気はいつもつけません。

薄暗い中、頼まれていた書類のファイルを探し出します。

ん、〇〇さん心配できたのかなあ、ドアの外に人の気配が。

大丈夫ですよ~ありましたから~と声をかける。

ドアを開けると……。

誰もいないじゃん。

帰ろっと。


 

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2022年7月19日 (火)

怪奇譚リターンズ 

リターンズ では物語に付番しないでいきます。

10年以上やっているので、主の物語は過去と被っているかも。

でも、全部覚えている方はいないかな、と、そのままご紹介しますね。

そして、日々のコメント欄には貴重な読者様からの物語が紹介されていますので、すみずみまでご覧ください。

また、いろんなコメント(法に反する通販、他)をはぶくために、すぐには反映されません。

ご迷惑かけますがご了承下さいね。

今はまた世の中も心霊ばやりで、怪談師を生業としてらっしゃる方も多く見受けられます。

でも、さすがにダイビングでの話はほとんどないです。

ダイバーの方、お待ちしています。

ダイビングでの話ってけっこう多いし、やれ〇〇トンネルがーとか△△廃墟がーとか、陸上では出尽くした感があるところで、海にまつわるオカルティな話は、しみじみ怖い。サメなどの生物以外でノンダイバーを震え上がらせましょう。

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例えば(既出なのですが) とある海外のリゾートで働くPちゃんから聞いた話です。

ちょっとうろ覚えのところもあるのですが…「お、こういうのならある。」という方多いんじゃないでしょうか。

満月の夜に狼が潜っていた、とかじゃなくてOKです(*´з`)

☆★☆★

Pちゃんには霊感など全くないのだと、最初に聞きました。

ある時まとまった休みに、友達の働く、これまた有名なリゾートの島にでかけてプライベートで潜ることに。

長逗留なので高級なホテルはパスして、友達に安い宿を紹介してもらいます。

きれいな海はどこもかしこも激戦地で、海の中にもまだ戦争の爪痕が多く残っています。

Pちゃんに紹介されたホテルの部屋のタンスに鏡がついていて、その前にベッドがあったといいます。

海やプールに入った日は本当に全身けだるく眠いもの。

Pちゃんも眠りにつきました。

すると、何やら人の気配がします。

どんなに疲れて泥のように眠ろうと、私も経験ありますが、気配というのは目を覚ますもの。

なんと、前出の鏡から人が出てくるんだそうです。

そして次々ベッドの上に乗ってくる。

匍匐前進のように這ってきて、ベッドが順々にしずむのがわかるらしいです。

あんまり書くと地元の人が「あれ、あそこやね…。」と特定されちゃうと営業妨害になるので、リゾートの場所とホテル名は書いてあっても伏字にさせて頂きますね。

では、こんな感じで。

 

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2022年7月14日 (木)

mikiログ的怪奇譚 リターンズ2022

ここのところ、夏らしく心霊番組を各局で放送しているようです。

昨日のは観たのですが、どうやら数日前放送した他局のものとロケ地が被っていたとのこと、たくさんあるでしょうに。

なかなか撮影が難しいのかもしれません。

一般人の撮影した動画には、あまりにも嘘っぽいものが多く、若い劇団員や映像関係の専門学生の宿題など、つくりものが横行しているようです。

本当のことって、実はそんなにインパクトが大きくないことが多いのだと思いますよ。

何が起ころうが、まったく動じないプロのカメラマンが物語っていますよね。

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怪奇譚リターンズでは、そんなインパクト少な目なのから肩慣しってことで。

これは私の子供の頃の話です。

我が家は転勤族で、父に辞令が出れば、1週間で社宅を明け渡さないといけません。

なので、今年あたり引っ越しかも!!となると、正式に辞令が出ていなくても、すぐに使わないものなどはどんどん片付けて箱にしまいます。

引っ越しが無事すんでも、ばたばたしていて全部のダンボールをあけずに、そのまま押し入れにいれたままだったり。

前は弟と同じ部屋だったのが、やっと自分の部屋ができた私の荷物は、学校関連以外はひとまず自分の押し入れに。

各種手続きも終わり、やっと落ち着いてきた頃から私の右の首が痛くて、動かすのもつらいほど。

そんな時に、あるお母さんがお子さんがものすごく泣くのですが、原因がわからず途方にくれていたら、おかあさんが前から大事にしていたわんこのぬいぐるみのめがひとつ下におちていたそうです。

目はボタンでできていたそうですが、その時おかあさんは子供の目に異変があったのかと病院に行くと、やはり目に異変が。

ぬいぐるみが助けてくれたんだ…というのがざっくりしたお話。

で、私も

おおおおっ

と押し入れのダンボールから、ひとつのぬいぐるみを探し出しました。

私が物心つく前からあるわんこのぬいぐるみです。

案の定、ほかの荷物に押されて首がまがり、痛そうです。

そっと直して飾りました。

以来、首は痛くありませんでした…とさ。

的な???

大事にしないとね。

お人形は…。

~☆~☆

2011年からはじめたこの怪奇譚ですが、見逃し(笑)の100話超は、カテゴリーから、コメントにも皆さんが書き込んでいますよ~。

ライトからガチまで

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2022年7月 7日 (木)

mikiログ的怪奇譚リターンズ 2022 夏

そんなに大げさなものでなくて大丈夫なのです。

って、なんの話かって??

怪奇譚リターンズ(安っぽい)の話(募集中)です。

こんな感じで…。

実際に小学1年の時の担任に聞いた話です。

ずいぶんたっても、そんな話は聞いたことがないので、記憶に残っているのが…。

~☆~☆~

先生は子供の頃、山間の小さな村に住んでいたそうで、まわりは自然がいっぱいでした。

ある日、学校からの帰り道、お父さんが歩いているのがみえました。

お父さんも先生に気づき、「今帰りなのか? じゃあ一緒に帰ろう。」といい、二人は並んで家に向かいました。

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家に帰るとさっそくお父さんはお風呂に入り、先生もそのあとお風呂に入りました。

湯船につかっていると、お父さんの声がしました。

「〇枝!! 何してるんだ、こんなところで!!!!」

気が付くと、先生は肥溜めに(注/昔の農家ではよく見られた)つかっていたそうです。

では、あのお父さんは??

先生は、キツネか狸にばかされたんだと思う…との事。

話の内容もですが、きつねか狸が…というのがファンタジーというか。

と、いうわけで、本格怖い系から、不思議系までなんでもありですよ~。

さぼっているわけではありませんの…。(言い訳がましい)

再開してほしい、というお声も頂きますので。

 

 

 

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2022年7月 6日 (水)

準備

このブログも、えっちらおっちらと12年半とか。

そして、11年前からの企画もの

『mikiログ的怪奇譚~百ものがたり~』

毎夏(夏じゃない時もあり)に、個人的に経験、あるいは聞いた話などを紹介してきました。

とっくに百話は超えているのですが、装いもあらたにはじめようとしています。

はじめようとしている、と宣言しているのが準備です(せこっ)

ここで、「じゃあ」と腰をあげる皆さんに期待…。

期待といえば、期待大 ひとで。

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常連の皆さん、はりきってお願いします。

巨匠Tさん、日本語でお願いしますね。

巨匠Kさん、お手柔らかにお願いしますね。


 

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2021年10月 5日 (火)

番外編

秋も深まって、百物語。

2011の7月から10年も…。

不定期にあげていくのでよろしくお願いします。

tetujin様の異国系はご意思により、コメント欄をご覧くださいね。

えーっとかいわないの。

今日は番外編です。(少し曖昧にしてます…固有名詞とか)

~☆~☆~

私のおかかえ陰陽師Kちゃんに関してはこのブログでよく紹介させて頂いてますが、頼っているのはやっぱり私だけではないようで。

商売にすればいいんじゃね?

なんて。

そんなKちゃんに相談してくるお若い方もけっこういるみたい。

仮にAさん。

Aさんの家の近くには川が流れていて、橋がかかっています。

Aさんは毎日そこを通るのですが、その環境をKちゃんは知りません。

Aさんと話をしていて、Kちゃんにはその川と橋の下に死を感じたみたい。

橋から人が落ちる??

そうじゃないみたいとKちゃんは思いました。

Aさんは橋をチェックするようになりました。

そして数日がすぎ、

Kさーーーん た、たいへんですぅ

血相変えて職場に飛び込んできたAさん。

彼女がお母さんとお買い物帰りに二人で橋を渡った時、橋の下に人がいっぱいいてざわざわしていたのだとか。

なんと、上流から死体が流れてきてその場所にうちあがったんですと。

最初に話をしていた時に亡骸は移動しはじめていたんでしょうか。
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又同じ職場の仮にBさん

この方もお若い方ですが、亡くなったお母さまの夢をみるので何かいいたいのではないか、との事。

もう、完全に鑑定士ですな…。

お若い方の家ですが、Kちゃんには仏壇がみえたみたい。

ここで、仏壇の掃除をしろとか先祖の墓参りをしろ、お母さんが嘆いている…などというのはその辺の似非…。

Kちゃんは、お箸を使って欲しいとお母さんがいってるよ、と。

お箸??

Bさん用に用意してあったみたい。

みたことないです。新しいのですよね。

仏壇の引き出しにはいっているから。

若い人の家に本格的な仏壇があることも知らなかったKちゃんです。

祖母と二人暮らしのBさんは仏壇のひきだしから新しい箸を見つけ、使いだしたのでした。

コールドリーディングなどで予想をつけずに感じたままを話すKちゃん。

過去の話はしみじみ怖いものもあります。

未読の方は是非。



あ、霊力でもしょっちゅうお世話になっています。

2016年の秋、この駄ブログにも書いてありますが、Kちゃんが私の胸が2カ所光っていると。

それからあちこち異変がでてくる私の体。

Kちゃんにいわれたところは白血病細胞による腫脹だったのね。

私だめかな…

いつでも「大丈夫」と言ってくれる。

じゃ…大丈夫ってことで。

 

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2021年9月13日 (月)

mikiログ的怪奇譚~百ものがたり~第57夜

tetujin様に帰ってきてもらいましたよ。

古いお人形などは怖いという人が多いですね。

133話 

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目があった。両眼ともに白濁した瞳。人を完全に拒否する乾いたまなざし。

かわいいとは絶対に言えない顔立ちだった。肌の大部分にシミのような汚れがある。髪の毛は振り乱したまま。。

人と同じように、古いものにもみんなそれぞれの物語がある。生活の中で大事に使われた食器や、職人のいる工房で使われていた道具だったり。

使われなくなったものが、次の誰かに渡ってまた物語が続く。生活の中に根付く古いものとの付き合い。

vide-grenier。セーヌ川沿いのブキニストに混じった露店の画廊。

パリの蚤の市、といってもじつにさまざまだ。Pont Neufの橋近くには、絵や雑貨、書籍などを扱う露店がたくさん並んでいる。

蚤の市のガラクタの中で見かけた、古くさいポーセリンの人形。しゃれにならないほど不気味だ。前の持ち主はどんな人だったんだろう。

100年以上前のものと思える。人形と目が合った瞬間に、そのおぞましさに全身、鳥肌が立った。

凍り付くような寒気を覚え、急いで売り場を離れた。後ろが怖くて振り返ったら

・・・また目が合った。白濁した目が追ってくる。

 

☆☆☆

ストーリーテラーでもありますね。

古いお人形といえば、メキシコのソチミルコなど、いっぱい木からぶらさがっていたりして。

日本で言うと、供養ができていないような。

でも最初はその島に唯一住む男性が、流れ着いた少女の遺体と、次の日に流れ着いた人形を少女のものだと思い、つるしたというから…。

こちらは画像もいわれもたくさんネットに出てますのでね。

興味のある方はご検索下さい。

なんか悲しいのですけれど。

☆☆☆

134話

父から聞いた話。

父は若い頃から山をやります。

といっても本格的なものではなく、ハイキングに毛がはえたようなものだと思っているのですが…。

ある時、久しぶりに一人で山に入り、道に迷ってしまった。

薄暗くなってきたし、どうしようかな…と思っているうちに真っ暗に。

するとスポットライトのように足元だけ明かりが。

そして、こっちこっちというように動く。

月明りにしてはピンポイントで、回りに人はいないのだけど、その照らされた明かりについていくと、やがて1軒の宿が見えたという。

よかった。

泊り客はほかにいないようだったが、温泉までついていて、疲弊したからだを休めるのに十分だった。

温泉に入っている時に、ああ、これは死んだおふくろが助けてくれたんじゃなかろうか…と思い立ち、湯船につかりながら

「ありがとう、かあさん。」

すると、積み上げられたオケがひとつコローンと落ちたのだという。

その時、あ…おふくろ、きているの?と思ったら、もうひとつ違うところからカラーン。

父は気づいたのだという。

ごめん、親父だったか…。

 

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