kamakura…最終回
上皇様に従って、未来永劫西のいいなりになるのか、戦って坂東武者の世をつくるのか。
政子の演説に感化され、鼓舞する御家人たち。
ただし、上皇につく者はとめないという。
実際には、私の屍をこえていけ、ではないけれど、自分を殺して鎌倉を焼いてから西へ行け、と言ったとのこと。
ここで裏切り者のそしりはうけたくないし…。
戦をさけるために執権の首を差し出すと思っている上皇らに
そんな卑怯者はこの坂東には一人もいないと、教えてやりましょうというところがよかったですね。
普段大河を観ないという層も巻き込んで、けっこうブームとなった大河も今回で終わりです。
次回の大河は家康を中心としてまたまた戦国…このあたりが一番ドラマになるのでしょうか。
私は義経の辞世の句(弁慶の辞世の句への返歌)が好きです。
のちの世も またのちの世も めぐりあはむ 染む紫の雲の上まで
では弁慶の辞世の句は、というと
六道の道の巷に待てよ君 遅れ先立つ習いありとも
あの世に行く途中で待っていてくださいね、という主人と部下のあまりにも固い絆、忠臣の鑑というか…。
義経は主人公ではなかったけれど、三谷氏はパットン将軍をイメージして書いたとのことです。
といってもパットンて…。
軍神であっても、ほかのことはてんで…という人みたいです。
確かにそういう描かれ方してますね。
そして義時はのえに毒をもられる、調達したのは義村という設定にしてましたね。
これ以上の殺戮は…と姉によって薬が捨てられ…。
息子のために、この世の呪いと怒りをすべて持って地獄に行くという弟に対して、
泰時は、頼朝も義時もできなかったことを成し遂げるだろうという政子。
そんな泰時は八重に似ていると思う義時に
もっと似ている人がいますよ、それはあなたですと静かにいう政子。
寂しい思いはさせない、そう遠くないうちにそちらに行くとの言葉通り、義時没後ちょうど1年ほどで身罷ります。
義時が絡んで粛清したのが13人、で鎌倉殿の13人の別意味ともとれるセリフまで。
完走できてよかった。
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