くだらない妄想
昨日は朝から6時間ほど病院内のあちこちで検査、受診をしていたのですっかり遅くなった。
父は何も食べずにどこにも出かけず待っていた。
食いしん坊の父が、である。
そりゃそうだ。
いってくるね、と出かけた娘と今生の別れとなったかもしれないのだ。
入院となればコロナ禍ではお見舞いもできず、免疫の落ちた皆さんの闘う病棟には近づくこともできないのだ。
なんたる親不孝。
一日でも長生きして両親を先にsanzu riverを渡らせなきゃならないのだ。
泳ぎの達者な父は置いといて、泳げない母には三点を持った私が追いつく。
マスクとスノーケルは母に装着させ、フィンだけ私がはく。
25倍の推進力である程度の流れでも母ひとりひっぱっていけるだろう。
奪衣婆(だつえば)に衣服をもぎとられようとも、三点だけは死守する。
それとも三点を売るショップをリバーサイドにつくるか…。
船賃が六文から値上がりしていたとしても、船代より安くしないといけないな。
スノーケリング教室も開催しよう。
娑婆で中学生相手に教えてたんだから、多少のブランクは平気だろう。
しかし船頭から仕事を奪われたと恨まれるかもしれない。
くだらない妄想ははてしなく…。
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