老密
シネコンといってもシネマコンプレックスではない。
シネマコンサートだ。
一度行ってみたかったのだが、母が「たぶん邦画で一番感動した…。」といっていた『砂の器』のシネマコンサートに一緒に出かける。
懐かしい有楽町。
日曜とあって丸の内側は人通りも少なく、冬空がきれいに見えた。
お昼を食べたお蕎麦屋さんではJAZZがかかっており、母も「違うね…。」
そりゃ民謡のかかる近所のお蕎麦屋さんとは少し違う。
どこからこんなに…というほど、老男女が押し寄せ、大きなホールはほとんど満杯状態。
ここでオミクロンのクラスター発生!!したとしても、皆笑って逝くであろう…それほどすばらしかった。
今の時代は音響もドルビーだIMAXだ、はたまた極音だ、とすばらしい映画館が多い中、やはりフルオーケストラはすごかった。
なんだろう、息遣いというか、楽団の方々の息を合わせる空気がつたわってくるのだ。
2部制にわかれていたが、後半は和賀によるコンサートシーン。
父と旅するシーンはずっと泣いてしまっていた。
これはボラプより泣けてしまったではないか。
一番の見せ場、『そんな人しらねえぇぇぇ』
ジャラララ ズンチャッチャ ジャララ ズンチャッチャ
ここで会場全員のダム決壊である。
帰りも余韻に駄々浸りながら、あーでもないこーでもない。
LINEで愚弟が「一緒に行きたかったな」
毎年やってるみたいなの。
今度は一緒に行こうね。
また、少し遠い約束をした。
自分にも。
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