頭が下がる
先週も観て、今朝も再放送を観た。
新プロジェクトX 2002年に放送されたもの。
旧作アンコール。
骨髄バンク設立までの話。
今では臍帯血移植という方法もあるが、20年以上前は骨髄移植しか方法がなく、移植をする方もされる方も大変な治療。
私の型も少ない方で、バンクで合致する人は数名だった。
主治医は、型があう人が30人ほどいたとして、その中で1人くらいがやっと移植を承知してくれるかどうか、みたいなことを言っていた。
確かに働き盛りの人を1週間拘束したりするのは難しい。
腰骨あたりに太い針を刺すのも怖いと思う。
私も弟と型は違ったが、臍帯血移植がうまくいかなかったら弟からの移植もあり、とのこと。
少々型が違っても同じ親から生まれた似た型なので、かなり体の中で衝突するけれど、それはそれで生着すると強いとも。
生着とは頂いた骨髄(または臍帯血など)の中で血液をつくり始めることをいう。
日に日に進歩していく医療。
もっと簡単になっていくと思う。
バンク設立前は、『そんなにしてまで生きたいの?』などと言葉をかけられた、とも。
なんでもはじめるまでの苦労は大変なもの。
頭が下がる。
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