電話今昔
固定電話が鳴る。
たいていは振り込め詐欺だったりする。
いつもは相手がしゃべりだすまで待っているが、うっかり『もしもし』と言ってしまった。
「間違えました」
がちゃ!!!!!
名乗ってもいないのに、間違いだと??
可能性はいくつかある。
☆あきらかに出てくるはずの声(男性とか知人ひとり暮らしとか)と違っていた。
☆電話番号が生きているか確認のため、ワンギリしようとしたら素早く相手(私)が出たのであわてた。
☆電話に出たのが老人の手前の(詐欺るには若い)声なので、見破られそうで断念した。
よくかかってくるのはセールスがほとんどだけれど、両親が携帯に出ないので固定にかけ直す親戚や知人の場合もある。
3人いっぺんに用事がある時、愚弟などは固定にかけてくるし。
昔は就職したり契約するのに、固定電話の番号がないとだめな場合もけっこうあった。
最近は生まれたときから固定電話がない家庭もあるんだろうな。
知らない人と電話をしたことが一度もない、取次も無理、という人も多いらしく、就職する時に電話応対があるかどうかが重要な問題と聞く。
以前、部署でバンバン内線がかかってきても出ない人がいた。
みんなふさがっていて、その人だけがあいていたのに…。
どうやら一切の電話に出ない、という契約らしい。
時代も変わったものである。
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