家族力に頼る

11時すぎ、トイレから音が…。

もしや…。

やはり、水が出っぱなしとなっている。

タンクをのぞいてみたれど、浮きみたいなボールとか、いろんな部品があってよくわからない。

爺は、とりあえず元栓をしめよう、と外に出て元栓をしめた。

が、家中のすべての水がでなくなった。

当たり前である。

第一次応急処置として、水の元栓をあけてトイレの水だけ止めた。

よく裏がマグネットの(24時間)お水の見張り番、的なところに電話をしたら、次の日の朝9時以降でないと手配できないと言われた。

24時間受け付けるけれど、職人の手配のみということか…ガスならすぐだけど水はなぁ。

トイレにいくたびにマイナスドライバーで詮を開けるのもめんどうなので、洗面所でお風呂で使う柄杓に水を組んで、ためることとした。

が、これが1回10往復なのだ。

夜中にバケツを納戸から出すのもめんどうだし、この細かい作業をすることにした。

しかし老夫婦に水汲みは過酷と踏んだ若手(我が家で)は、彼らが夜中トイレに行くたびにうしろからついていき、10往復を繰り返した。

すっかり寝不足である。

明け方ふとんに入ると、ふと思い出した。

マンションの全世帯が一括で入っている『家族力』とかいうサービスだ。

一度もつかったことないないが、パンフレットを見ると、水回りにも対応できるみたいだ。

さっそく電話をすると、こちらは午前中というくくりだ。

はぁぁ、でもすぐに折電があり9時から10時の間には行けるという…。

お待ちしてまーーす。

と、8時半すぎに設備会社から派遣された方が早くも登場。

こういう時あるあるで、その方に見てもらうと症状が出ない。

でも経年劣化している部品を替えてもらうこととして、全行程30分もかからずに終わった。

部品代だけの1260円。

いいではないかっ!!!!

以前お風呂の水のトラブルの時に裏マグネット業者に電話したら、ちらり見に来ただけで3000円。

あとは、部品を買ってきて自分で直せときたもんだ。

住んでいる人間だけが年を取るわけではなく、建物にもガタが。

今年大規模修繕が行われて、外観などは若返ったのだけど。

お互いさまにいたわりつつ頑張りましょう、ということか。

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