あの日あの時
7月になりました。
7月1日…3年前のこの日は入院直前でした。
いろんな時、いろんな覚悟を人間はするものですが、覚悟って不利なことを予測して受け止める心構え…とあります。
あの日、私は覚悟しました。
そして今までいろんな覚悟をしたけれど、これがほんとの「覚悟」じゃんね…と密かに思ったのでした。
人間覚悟を決めた時、なんかどっかから風がふいてくるような、魂がふわっと持ち上がってすとんと落ちるような。
うまく表現できないのだけれど。
その後の治療では『月単位でうまく来てますね』と主治医に変な褒められ方をしたんです。
年単位では望めない余命…。
数か月ってどのくらいだろう…と考えていました。
半年なら半年っていうよね。
数枚って5枚以上はいわないよね、2~3枚のことだよね。
数時間って2~3時間だよね、ではあと数か月…の命とは、2~3か月…。
いや1,2か月か…??
私の入っている保険はリビングニーズとか関係ないやつかぁ。(注/余命半年と宣告されたら、全額受け取れる生命保険)
くーーーーー
なんて考えたり。
3年後の私のことは想像もしていなかったけれど。
まさか働いたり。
母が入院したり。
姪が結婚したり。
甥が就職して、地方勤務になったり。
ずいぶんといろんなことがあって。
やっぱり生きててよかったわ…なんて考えます。
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