贈る言葉で
代わるといったけれど、父は母の病院に一緒に行って。
いったん帰宅してから金沢八景の方まで行ったみたい。
通夜は終わっているので、妹の顔を見に行ったのだろう。
テーブルの上に母の用意した数珠が置かれていた。
我が家からはずいぶん遠い。
以前、叔母一家は和光市に住んでいたので近くだったのだけれど。
父はジャーナリストのはしくれなので、冠婚葬祭のスピーチはお手のものだ。
私もいくつかエピソードを用意した。
アレンジして話してください。
これで自分の生家のメンバーは皆送り出した父。
出棺の時、父のうますぎるスピーチに皆涙するというのがパターン。
そんな父もうなるほどのスピーチは、岩手の伯父が亡くなった時、伯父の大学時代からの親友からの言葉。
私もかなり感動したが、父は
うまいな…
きっと嫉妬したことだろう。
父の場合、そして、こんなことを言おう、と思ったら原稿など書かずに本番に臨む。
その方もそうだった。
ごりごり文学部出身の父とは違い、伯父と同じ医師なので文章のうまい理系というところか。
あ、父が帰ってきた。
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