アナテレビ
昨晩、NHKで放送された「アナテレビ」
各局の看板アナが集って、トークしていく番組。
これが、賞を取るんじゃ?と思うほどいい番組で、最後まで面白く観た。
まず、各アナウンサーの声が聞き取りやすい…。
今話している人の話をよく聞く。
私が私が、と前に出ない。
でも自分が大事にしていることはきっちりとまとめて話す。
なんか当たり前のことだけれど、すごいなと。
今はニュース原稿も見やすくて、テレビカメラにうつることもあるようだけど、昔は記者の読みづらい字をすらすらと読んでいて、やっぱりプロ。
爺が放送記者を長くしていたけれど、丁寧に書いた(つもりの)字も「あれ」なのに、速報を急いで書きなぐった原稿などどうやって読めたのか…。
「今入ってきたニュースをお知らせします。」の間に読んでしまっているのかな。
まず、原稿用紙にマス目はあるのだけれど、はみ出して大きく書かれてあり、次の行へ次の行へと矢印が書かれている。
一行も、場所だけだったり、人名だけだったり、ふっとく書かれている。
てにをは はおまかせ、みたいな。
なので短いニュースも原稿用紙何枚にもなる。
またベテランアナは手元(原稿)をみっぱなしではない。
今朝、若いアナウンサーが GW中のニュースの中で「多くのいや大きな、」といい直していたけれど、おそらく原稿は
大きな荷物を抱えた多くの人が… とか。
別に「多くの」と言ってしまったら「多くの人々が大きな荷物を抱えて」でもいいような。
全部『ひらがな』原稿(帰国子女アナとか)だったりすると、こういう言い間違いも多いのかな、なんて思ってみたり。
そして、最近は映像のみ(原稿みっぱなし)でもすごくつっかえる。
なのでAIの方が聞きやすい、という視聴者も多い。
血が通っているから間違えるし、人間味があっていいけれど、研鑽を重ねた人とそうでない人の差は出てくるのはこの世界だけではない。
また加藤浩次氏の進行も上手で、評判がよかったみたい。
« はじめての御朱印 | トップページ | 飛んでくるものあれこれ »
コメント