シベリア通り
我が家の前の道は、界隈の住人に「シベリア通り」といわれて久しい。
まるでシベリアのように寒いから、ということで。
とはいえ、界隈にシベリアの寒さを知っている人も皆無だろう。
ビル風と北風があいまって、この数十メートルはけっこうきつめの敢行となる。
両手に荷物を持っていると、あおられてしまう。
コートの前をあけていると全開に。
帽子は飛ぶ。
傘をさしていればメリーポビンズに。
特に、今朝は…。
体感でマイナス10度くらいか。
コートの前をしめ、帽子はあえて被らず。
歩きやすい靴で。
肩掛けの小さいスマホ入れに少々の荷物を入れて両手をあける。
建物のガラスドアが向こうから押されているかのように開かない。
やっとこじあけて外に出れば…。
行きは背中を押されて、帰りは一歩も進まず。
目的地につきたい魂だけが彷徨する、そんな寒いシベリア通り。
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