私の中のあなた
『私の中のあなた』を観る。
白血病の姉のためにデザイナーベビーとして生まれた女の子が、医療措置を拒否するために両親を法的に訴えるもの。
(でも実はね…という話)
白血病患者としてはつっこみどころも多いが、いろいろ考えさせられる。
ウィッグや帽子をつけろ(頭を守るために)とか、母親もただバリカンで(自分の)頭を剃らずに、ロングならドネーションしろ、とか。
誰もマスクしてないし、いや、それは食べたらあかんて…とか。
ガムの手渡しもあかんし、吐いたら速攻看護師さんに連絡しないと。(日本はガーグルベースにビニール袋をかませる)
いっぺんに無菌室はいりすぎっ とか。
免疫落ちてるから、全員手袋にエプロンに…。
患者に触るなやっ!!! などなど。
まずは、骨髄穿刺すら兄弟にはやってもらいたくない。
あんな痛いもの、本人だけで十分だ。
臍帯血は、妹にとっては痛くない提供だし、腎臓は1つ半とっても、じきに80%ほどの活躍をするようになる。
実際、同僚さんのママ友が、長女が白血病なので臍帯血のために三女を産んだ、というのは聞いたことがある。
でも、臓器はちょっと…、今ではおじさんとなった愚弟からも頂きたくはない。
その結果、なすすべもなく死ぬのだとしたら…。
オッケーだ。
きっとそれが寿命なのだ。
私自身はそう思う。
若い子とおばさんは違うだろうって??
確かに。
でも、おばさんの方が持って行く想い出は多いのよ。
サマーキャンプの時に(見送りの)お母さんが恋しくて、(振り返ったらお母さんが見える)後ろの窓席に座った話から
「今度もそこに座っていくね。」と旅立つ日にいうところは号泣。
これは母目線かも。
原作のラストは映画とは違って、もっと過酷といえる。
私は誰が諦めても諦めないことにした。
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