茶柱
茶ばしらが立っていた。
昨日の朝のことである。
今の急須の茶こしの目は細かいし、くき茶でもないし、ほんに珍しい。
あまりに嬉しく、湯飲みを持って家中を歩き、ベランダで洗濯物を干している母にみせる前に、茶柱は沈んでしまった。
誰にも言わずに飲み干すといい、とも聞くが。
お茶を飲み干したら、件の茶柱は湯飲みの底にくっついていた。
お腹いっぱいだったけれどもう一杯入れて飲み干しても、今度は湯飲みの壁面について、まだ飲めず。
しまいにはお箸でとって飲んだ、いや食べた…。
茶柱が立つにはいくつかの条件がある。
それをすべてクリアしてはじめて立つので、最初から立たせようとしても難しいのである。
しかも、マグカップで煎茶を飲む私には大量のお茶をそそぐわけで…。
いいではないかっ!!!!!!!!
これは主治医に報告だ。
苦笑いする顔が目に浮かぶ。
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