モノクロにはまる
いろんなジャンルのホラー映画がある中で、伝説のホラー映画があるという。
現存するテープは世界に2本。
モノクロ…。
劇場公開予定も、試写の段階で具合の悪くなる人続出のため、お蔵入りとの噂。
そんな映画すら、お茶の間や自分の部屋で観ることができる時代になるとは…。
ファン垂涎のDVDが出た時、日本語字幕がないものの、剛の者達がかかんに視聴したといふ…。
と、いうことで、プライムビデオで『シエラ・デ・コブレの幽霊』を観る。
60年くらい前の映画だけれど、その後10年もしないでホラーの金字塔『エクソシスト』が出てるし、クオリティ的には問題はないかと。
今では違う撮り方をするし、ここは尺が長い…という趣はあるかもしれないけれど…ヒトコワ系ともいえるし。
とある富豪の館の中に霊廟があり、館主の母親の棺が置いてある。
生前、ひょっとして生きてるのに棺に入ったらと恐れていた母、棺の蓋は明けといて、内線電話も手の届くところにおいといて、と言う設定が…どーよ。
母親から電話がかかってくる事に、心霊調査の男性が…という話。
サスペンスというか、謎とき系でもある。
名言もある。
人は死んでからも尚強欲。
この「人」は誰でしょう…。
電話…。
かかってきた時点で、私なら霊廟にダッシュ!!
過去の事件、かかえる闇、監督は「サイコ」の脚本書いた人。
怖いか怖くないか、というと怖くはないと思う。
が、長い年月でこういう映画が怖くなくなった自分が、怖い。
また、これもヒトコワ系であるが、1946年のモノクロ映画『らせん階段』
ヒロインがきれいだけど、声が出せない状態…なので助けを呼べないってね。
それから恋愛ものでは『裏街』1941年の映画
ファッションも素敵。でも哀しい、でもその人生に決めたのは自分。
悲しさがあとをひくモノクロ映画『ノートルダムのせむし男』
ノートルダム・ド・パリは、何度も映画化、ミュージカル、はたまたディズニーで、と。
名作であるけれど、原作とは皆ラストが違う。
めでたしめでたし、に変えるのはいいことばかりではないと思う。
ノートルダムだけではない、人魚姫など、6歳の頃の私にはあまりに悲しく、でも大好きだった。
だいたいアメリカではあの名作「フランダースの犬」のラストが悲しすぎると、ネロが生き返るとか…
パトラッシュ…なんだか疲れたよ…とっても眠いんだ…のシーンは!!(怒)
おいおい、世の中どうにもならないことがある、と子供時代に学ぶのが読書では~??
そして、それでも愛することのすばらしさよ。
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