パターン1
多い時は日に5本もビデオを観る。
今、自分は海外の家を見るのが好きだ。
そういう家をみせる映画はホラーやスリラーが多いのだが…。
けっこうパターンが決まっている。
最初は車に乗っているシーンから。
だいたいは郊外の家に向かっている。
親から譲り受けた…格安だった…仕事の関係…などなど理由はさまざま。
車に乗っているのは
離婚、死別などで父1人と子供たち、母1人と子供たち、両親と子供、夫婦、男性1人、女性1人…又はパリピが4~5人…。
家にはたいてい思いっきり怪しい地下室、屋根裏部屋、鍵のかかった部屋、外の物置などがこれみよがしに出てくる。
海外の引っ越しは、前の住人の家具調度品がそのまま残っていることも多い。
日本は、知らない人のものを使うのはちょっと…という人が大半だと思う。
古いものに価値を見出す西洋の人は、アンティークなどといって数百年も前のものを蚤の市などで買ったりもする。
子供が得体のしれない石とかを拾ってくるのはまだしも、親が森に放置されていたドアを拾ってきて納戸の扉にする話もあった。
信じられないことである。
そして、夜もカーテンあけっぱなし。
夕方になったら家中の雨戸を閉める、などということはない。
天井が高く、いわゆる吹き抜け。
アジアだと風水の「欠け」を気にして吹き抜けを嫌う人も多いが。
そして、導かれるように怪しい場所に行けばバタン!!!とドアが閉まってしまい、「ノーーーーーー」「オープン ザ ドーーーーーー」「ヘーーーーーーゥ(注/help)」などとバンバン扉を叩くのだ。
顔を洗うのに下を向くと、鏡の中では後ろを何かが横切る、というのもあるあるだ。
家についてまもない頃、怪しい気配に振り向けば
わっ と驚かせる 実は子供、パリピの一人(まもなく死亡するフラグ立ち) 急に動くぜんまいじかけの人形、鳴りだす時計…。
ついに真相にたどりつき、性能いまいちのアメ車に乗って逃げようとするも
ウィーンウィーンと悲しい音がしてエンジンがかからないか、キーそのものがみあたらなくなっていたり。
お約束すぎて、自分でも1本脚本が書けそうだ。
そして「どこかで観たことがある。」といわれるのだ。
家のいわくも、古くにあった事件、カルト教団のアジト、などなど。
またこのパターンか…と思いつつ、家を見るのが楽しくてやめられない。
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