GWに観る大人な映画
遠出をする方ばかりではない、ゴールデンウィーク。
ずっとこもる予定の方も多いはず。
そんな時におすすめな映画を厳選(miki選び…なので、感覚が違ったらごめんなさい)
というわけで、子供にはちとわかりづらい、若者にも伝わりにくい…かも、という映画を2つ。
……少し内容に触れています……
※ベニスに死す
ずっと観たかったのだけど、見放題にはなかったのでアマゾンプライムビデオのレンタルにて。
大人にならないと楽しめないかも、といわれて満を持して視聴。
とても好きな「マーラーのアダージェット」が全編に流れ、これだけでもじわーってくる。
そして、いつしか主人公のおじさんと一体化する自分。
後半は完全同化…。
たぶん、私の感性ならば若くして観ても大丈夫だったけど(笑)今だからこそ、の感じ。
グスタフ今わの際に、逆光のタジオが彼方を指さしたシーン…。
ぶるんっ(魂が揺れた音)
ご覧になったあと、おっさんきしょい、とかの感想しかもてなかったら、もっとずっと後に…砂時計が半分になった頃にもう一度みてほしい。
理容室でのお化粧も、ただ年に抗ったのではなく、ベニスに足を踏み入れた時に老紳士の白いお化粧をみて不快感を表した、それなのに…という流れが何とも。
生の天使にも、死神にもみえる儚げな美少年、タジオ役のビョルン・アンドレセン。
ベルばらのオスカルのモデルにもされた正統派です。
美(うる)はしきもの見し人は、はや死の手にぞわたされつ トリスデン…生田春月役
※バベットの晩餐会
これは見放題にあり。
これも静かな静かな映画。
若い人には退屈か…。
清貧とか、理解不能かも。
年を経てのローレンスとマーチーネの会話がただただ胸をうつ。
こういう愛あり、みたいな。
観終わったら、「名作キターーーー」と叫びたかった。
ひと月100本以上観ています。
ご参考になれば幸甚ですっ。
ちょいちょいご紹介したいと思います。
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