ME BEFORE YOU
アクションやホラーばかり観ていると思ったら大間違い。
今日は、観たら号泣してしまう映画をご紹介するど。。
原題はME BEFORE YOU
邦題は 世界一キライなあなたに
これはちょっと…。センスなさすぎだろうと。
ストーリーの意味や良さが伝わってこないような…。
すごく重いテーマなので賛否両論あるところ。
お金持ちでハンサムでスポーツ万能、美人の恋人もいて、すべてを持っていたウィルはある日事故で半身不随に。
(以下ネタバレあり)
6カ月の契約で彼の介護の仕事を得たルイーザ。
最初は冷たくあしらうウィルだけど、だんだんと心を寄せ合うように。
なぜ6カ月か…。
彼は6カ月後にスイスで安楽死をする予定だったから。
ルイーザは自分の力で思いとどまらせようとするけれど…。
四肢のマヒでも懸命に生きている人に失礼だと大騒ぎになったこの映画ですが、何でも持っていた人がある日すべてをなくすんです。
いや、ハンサムはそのままだし、ちゃんと喋れる…などとは世間の見方。
好きになればなるほど、その人の重荷になりたくない。
死んだときは喪失感にさいなまれても、時がたてば少しずつ忘れて前を向けるだろうとわかっている。
朝起きた時に、まだ生きているという落胆…というセリフがあります。
これは、本当にそうなんです。
私ですら、寝ている間に心臓が止まっててくれないか、と治療中に何度も思いました。
今では、今日も目覚めた、と感謝の気持ちなんですけれどね。
尊厳死、両親もまだ元気なのに理解させようとするのもきつい。
私の息子なのよ! 私の息子でもある!
お金はあるのに何もできない親もつらいところ。
最後スイスに行った時には、まだ多少抗っていて、誘拐するためにきたのよっと笑うルイーザ。
ウィルに窓を開けて、といわれて窓を開けたら、とてもやさしい風景がひろがっていて…。
もう、何を言うより、彼の気持ちを尊重して見送ろうと…あの瞬間に思ったのだと。
以前に、ファッションの勉強をしたかった、というルイーザの話を憶えていたウイルは死後にお金を残して、果敢に生きろ、と手紙を残します。
それは、あんただろう、果敢に生きて欲しかったよとつっこみたい。
もうね、自分の人生なんだけど、自分だけの人生じゃないんだから。
というわけで、おすすめです。
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