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2021年9月 1日 (水)

mikiログ的怪奇譚~百ものがたり~第53夜

128話 又部活話

部活が終わる頃は真っ暗だ。

後輩の友達だかが、学校の近くで変な人に追いかけられた…などと聞いたので、ショートカットで帰ることとした。

表通りを帰る徒歩30分近くかかるのだが、早道だと半分くらいか。

もう追いかけられても走る力など残ってはいないのだが、10分くらいなら何とかなるだろう。

その道は車がすれ違うことはできないほどの狭い道で、住宅街といえば住宅街だが、誰も歩いていない。

古刹やらお墓やら、普通の女子なら明るい道を選ぶのだろうが、変な人よりは暗い道を選んだ私。

朽ち果てた墓標が見える。いわくつきの木があったところも近くだ。

ここで変な人にあったら…などという考えはなく、いち早く自宅にたどり着くのに必死だった。

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毎日暗い道をせっせと歩く(体力温存のために走らない)私は変な人には全くあわなかったのだが、ある日知らない男性に呼び止められた。

びくっ

「ちょっと知ってる??」

え…。

「自分(miki)猿みたいに焼けてるんだけど。」

ほっといてくれ。

私の話はいい?? はいはいお待ちかねtetujin様ですよ。

129話

フナムシは大丈夫だけどシャコは「絶対ヤッ」っつう、イントラがいますた。なんでも、相手の数が多けりゃ、あきらめ(?)もつくらしい。


女子大に勤める彼女。数年前、講師から助教授に昇格。それでも給料はごく僅かなんだそうだ。
ブラック・・・と彼女は笑う。ぼくのオカルト話のネタの半分は、この巨大女からの受け売り。
つまり、また聞きだ。遠くから見ると普通の魅力的な女性に見えるが、近寄ると170㎝の身長が威圧的。怖い。

彼女が言う。世に嫌われる「トナラー」の存在。たとえば、スパでたくさん空いているロッカーの一つを使っていると、そのすぐ隣のロッカーを使いだすやつ。

話はちょっと専門的になるが、過去に傾けられてきた永久機関実現への努力と失敗の歴史から、人類は重要な2つの物理法則を学んだ。
一つは熱力学第一法則 = 「エネルギー保存則」。そして、もう一つが熱力学第二法則 = 「エントロピー増大則」。
1つ目の「エネルギー」は馴染み深い概念だ。 それに比べて2つ目の「エントロピー」は難しい。

エントロピーとは、言うなれば「エネルギーが自然に流れる向きを表す指標」。簡単に言うとおおよそのところ、
「あらゆる物体は、位置エネルギーが低い状態に移行しようとする」ということだ。
つまり、たくさん空いているロッカーの中で、隣り合うロッカーを選ぶのは「密」。つまり、エネルギーが高い状態だ。
宇宙の真理なら、エネルギーの高い「密」を避けて、エネルギーの低い「疎」に向かうはず。
「トナラー」は何故、宇宙の真理に逆らって、「密」を作ろうとするのか。

巨大女の推論によれば、「思念のエネルギー」のせいとのたまう。
「思いはつながる」とか世の中でよく言われるが、「思念」はエネルギーを持つ。エネルギーがあるということは、質量があるということ。
つまり、「思念」は様々な物理現象を引き起こすはずだというのだ。

電車が出たばかりの駅のホームで、ひとり地面の電車ドアマークに合わせてたたずんでいると、他のマークにはだれも立とうとしないのに、人が立つマークの後ろには行列ができる。たとえば、だれひとり客がいなかった居酒屋にふらっと入ると、急にその店が混みだす。がらがらの駐車場で、ぴったりと車を付けて隣に止めてくるやつ。すべては、その場所に残存する「人の思念」のなせる業という。

そしてエネルギーは消費されない限り、「人の思念」はその場に残る。「エネルギー保存の法則」だ。
昔亡くなった人の怨念が「エネルギー」として残れば、そこは「霊場」となる。エネルギーが消えるまで不思議な現象が起こり続ける。

「なにか反論はある?」
彼女がやや下向きの目線でこちらを見つめ、こちらを論破しようと挑んでくる。

もちろん、異論はおおありだ。
・・・なんで霊場のエネルギーは拡散しねーんだ???
( ^ω^)・・・

※※※

もう一話はまた後日。早く読みたい方はコメント欄をご覧ください。

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コメント

猿って全身毛に覆われてるから日焼けはしねえだろうっ。失礼なやつ
・・・って、あっ、顔が真っ赤だったの?
何のフォローにもなってないっすね。。テニス部でしたっけ。
最近のJKは、Yonexとかの大きなラケットバッグを背負ってるけど、色白なのはどうしてなんだろう?

いろいろあった2021年の夏は、人知れずに終わる。
秋の虫たちも朝晩の寒さで秋を知り、あわてることになるかもしれない。
そしてぼくは、コンビニの棚に並んだハロウィンのお菓子で唐突な秋の訪れを感じる。

千葉と東京を挟んで横浜を結ぶ総武線。木更津から横須賀まで、1都2県をまたいで走る。
国内線で沖縄諸島に飛んでダイビングした帰りは、もっぱら品川経由の総武線となる。
石垣でダイビングした10月の終わりの週末、帰りの電車でのことだ。

でかいダイビングのキャリーバックを電車のドア付近スペースに収め、車内の手すりにつかまった。
日曜日の夜。遊び帰りの若者たちで車内はやや混んでいる。東京の繁華街で遊び惚けての帰りなのだろう。
座席に座る人たちは、みな一様にスマホ画面を見つめながら、なにやら操作に夢中だ。
電車は地下に潜り、新橋から東京へ。
東京駅では、多くの乗客が乗り込んできた。

地下を走る電車の窓の外を見ていたぼくは、窓に映る白衣の女性に気がついた。頭には赤十字のナースキャップ。
かつてのナースウェアの起源は、キリスト系修道院のシスターの制服が原型と言われている。
しかし、今の時代、病院の大半がナースキャップを廃止。ほとんどの病院で見かけるのはパンツスタイルだ。
今の若者たちの看護師へのイメージもだいぶ様変わりしている。

後ろを振り向き、車内を確認する。くだんの白衣女性は、病的なほどの青い顔。頬に刃物で切られた大きな傷口があり、大量の血があふれ出ている。
白衣には飛び散った血の跡も。。。


ごくろうさま。ハロウィン仮装パレードの帰り途中なんだろう。知らない外国人とから見たら大騒ぎになりそうなものだが、車内はいたって静か。
だれも気にする様子はない。

白衣恐怖症ってのがある。白衣を着た女性に血圧を測ってもらうと・・・っていうか、血圧を病院で計ろうとすると動悸息切れが始まり、数値が跳ね上がるというもの。。。
たぶん、小さいころから電車の中の血にまみれた白衣女性を見る機会があれば、白衣恐怖症の免疫がつき、白衣高血圧の症例も少なくなるのかもしれない。

ちなみに、ぼくの場合は美人の看護師さんに弱い。制服フェチは厳しい条件付きだ。条件反射じゃなくて。。。

tetujin様 こんにちは

ついに出たな!!と思った私の顔…。
まっかに焼けて、向こうもびっくりだったかも、です。

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