名代
我が家では、とある健康飲料を週に一度配達して頂いている。
父、母、そして私がいる時は3種類。
もう何年も同じものをお願いしている。
担当している方は何度か変わったが、どなたも感じのいい素敵な方達で、父などは暮れに「お子さんに…」などとお年玉まで。
そんな飲料に新商品が出たとのことで1週間はお試しで、従来品と同じ価格で召し上がれますよ…ということでそちらを購入。
1週間飲んでみて、まあ、従前どおり…というか、変えなくていいねという結論に至った。
が、その翌週、冷蔵庫に私の分は新商品が入っていた。
はて…。
母に聞くと、いつものを持ってくるのを忘れたとかで、じゃあこれ(新商品)でいいわよ~と購入したのだとか。
ふーん、まっいっか。
翌週、父の分が新商品になっていた。
(うちは冷蔵庫が個人の段、共有の段と分かれているのだ)
あれ? 変えたの? 前のがいいと言ってなかったっけ?
何か、前のがそれにチェンジしたみたいよ~と母。
ふーん、そっか…と2回目は思わないのが、猜疑心の強い元古参OLだ。
すぐネットで調べると、商品ラインナップに従来品も入っている。
母に言うとはっきりしない。
忘れた1週目は、下に取りに行くというのをきっと母がとめたのであろう。
た・だ・し…商品が変わったという説明は納得がいかない。
しかし、母が勘違いしているかもしれない。
我が家のスポークスマン、ネゴシェイターとしての私は、いつもこういう時に困る。
波風たたずに真相究明。
母は確信犯なら全部やめると極端だ。
ノルマがあると言ってくれたなら、じゃあ協力するわよとなったのに…などと言っている。
まぁ待て。
まずは代表電話に電話してざくっとあらましを話す。
こちらの勘違いで行き違いかもしれないので、と丁寧に腰を低くしないといけない。
営業所で本人に問いただす雰囲気になったので、それはやめてくれと。
で、営業所の方からすぐに折電が入った。
住所を言ってあるので、担当者がわかっているだろうから、大変いい方でとても助かっている旨を押し出してから、新商品にノルマはあるのか、とつっこんだ質問をする。
ノルマはありませんっ。営業目標はありますけれど…。
ん…??
目標と言う名の…。
はぁ…(やはりね、という感じのため息をわざと。)
達成できなければ小言を頂戴したりして「へへーん、私の実力はこんなもんでいっ」と毎回開き直ることができる方が何人いるのか。
ほかの営業所と競争とか、既存客の3割世帯を新商品に変えろとか、グラフとか表とかつくってプレッシャーを与えたりしていないだろうか…という事は単刀直入に聞いてみた。
いえいえ
何がいえいえ、なのだ。途中絶句したではないか。
結局、その方にまるく納めてとお願いし、これからは従来品を持ってきてもらう事となった。
恫喝とならないように『母は全部やめると言い出し、困っている…』と匂わせる。
その責任者とて、いいカモと思った年寄りのうしろに怖いバックと思ったりしてはいないだろうが。
これからも末永くお願いしますぅと言いあった同年代と思しき女性とのやり取りに疲弊する名代であった。
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