原因究明はよ
カリフォルニア沖で、ダイビングのクルーズ船が炎上した模様です。
サンタクルーズというと、ダイビングよりサーフィンのイメージですが、島まわりはきれいなんでしょうね。
原因はまだはっきりしていないようですが、タンクの爆発音がしたと乗組員は言っているようです。
※プロパンという話もあります。
時間的に、お客様は就寝中だったみたいですね。
でなきゃ海に飛び込みますよ。
現に起きていた乗組員は飛び込んで助かってます。
ダイビングでは、圧縮した空気(外気と同じ)や、酸素を少し多めに調節したナイトロックス、窒素、ヘリウム、酸素の混合ガスであるトライミックスなどをタンクに詰めて海に持っていきます。
ぎゅーっと圧縮された空気は200気圧にもなりますので、2段階で減圧(1stステージ、2ndステージ)して水中で呼吸します。
なので酸素ばかりを詰めてもっていくわけではありません。
いつも吸っているそこらの空気(湿り気はないです。タンク内がさびるから)をしょっていくのです。
酸素の割合は2割ほどです。
さて、この高圧ガスが爆発することなんてあるのでしょうか。
答えはイエス。
タンク内が腐食して耐圧機能が落ちていれば、そこに200気圧の空気を入れたら耐えきれずに破裂します。
炎天下ではますます圧が高まってきますし…。
よくタンクを水につけながら空気を充填しているのは、外が暑くなくても充填して高圧になっていくとタンクは熱くなるからなんです。
日本でもタンクの破裂事故はおきていますので、これからも注意は必要ですよね。
早く事故の全容が明らかになりますように。
楽しいはずのダイビングツアーが痛ましいものになってしまって、本当に残念です。
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