sego dondon 第25話

風雨にさらされる牢で死にかけている吉之助を土持が助けます。

座敷牢に移された吉之助は、ここでも島の子供たちに学問を教えることに。

そんな時に、生麦事件がおきます。

久光の行列をイギリス人達が横切ったことに腹をたてた海江田らが、イギリス人を切ってしまうのです。

イギリスから莫大な賠償金を請求された幕府ですが、慶喜は当該藩の薩摩にまかせろと。

実際は幕府もかなりの金額を払ったようですが、遺族の補償金その他については、薩摩と直接やっとくれ、という…。

一蔵は、こちらは何ら悪くないと久光に言います。

『最後の一兵になっても闘います!』

久光は全面戦争をかかげ、薩摩湾にて両者激突。

多額の賠償金を受け取りながらの薩摩に対する攻撃は、後にイギリス議会でも問題になったそうです。

さて…その頃、島では…。

薩摩に行く途中のイギリスの艦隊に沖永良部島が攻撃されたら??

島民は怯えます。

吉之助は策を練り、万一に備えますが、戦はあっというまに終結。

さらに、薩摩への帰還命令も出て、島をあとにします。

迎えに来たのは弟。

気をきかせて大島によります。

菊池源吾として生きていけなかったことを愛加那に詫びる吉之助。

これが今生の別れですかね。

二度と会う事がなくても、このからだ中、吉之助でいっぱい。

そんな風に笑う愛加那なのでした。