パンプスを履いて

装具を付けずに春の中を歩く。

久しぶりに履くパンプスは軽くって。

駅の雑踏でも、みんなとおんなじリズムで歩く。

エスカレーターも使わずに、階段をのぼる、おりる。

日本橋の空は明るくて、すごく感謝の気持ちでいっぱいに。

思わず駆け出したくなる気持ちを抑えて歩く。

ほんとに駆ける日が来るのはいつなのかな。

この両足にフィンをつけて、潜れるようになるのはいつかな。

楽しみがあるのはいいね。

待ち遠しいね。

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