mikiログ的怪奇譚~百ものがたり~第39夜~
体調を崩してしまったKちゃんはお休みです。
おいおい、∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
ささ、100話目は…
うーん、これも過去に書いたのかな。
さらっと読めば別に怖くないと思うけれど。
想像力のある人が読んだら怖いかも。
お盆を利用して長期休みを取るしかない場合、お盆のさなか海に潜る禁忌を犯すこととなる。
潜るにいい海は、深くてクリアでどこまでも切ないコバルトブルー。
そして、それは激戦地だった海に多い。
ダイバーに人気の某。
ここは今でも帰れない戦没の方々の眠る海。
時にまぐろも停まって見えるほど流れる海。
オーバーホールから戻ったばかりのレギュ、BCがその1本だけ調子が悪かった。
空気が抜けない、逆に入ってくる…結局みんなと一緒に潜れず、ボートクルーに「このあたりで(下を指さし)潜ればいいかな」と水面で合図して頭から潜る。
誰もいない。
透明度は40m超かなぁ。
なんか「こっちこっち」って呼ばれてる感じで根の奥にひとりで向かう。
誰もいない。
でも、なんだか奥にむかえば、いいことが待っていそうなこの感じ。
以前潜った時に、とても印象深かった沈船ポイントをずっと楽しみにしていた。
けれど、この透明度で当該沈船が見えなくて。
根の端まで来て、いわれのない「後悔」に似た気持ちが湧いてくる。
戻ろう…。
ダウンカレントにあったら、調子の悪いBCで上がればいい…。
さあ、後ろを振り向かずに自分の脚力を信じて。
潜降した場所までくれば、バディとイントラが待っている。
心配したよ(そりゃそうだろ)
なんだか様子が変だったから…(そうだったのか??)
結局、沈船を見ることなく浮上したのであった。
ひとりで潜った時の心細さと得も言われぬ楽しさ。
圧倒的ひとり。
これにつきる。
ということで、ろうそくを用意していませんが左の肩が重い。
101話はtetujin様からスタートです。
百話、何年もかかりましたけれど、皆さまありがとう。
これからもよろしくお願いします。
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コメント
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100話達成、おめでとうございます。
そして、無事の帰還も。。
みんなで渡れば怖くないっす。
でも、よくぞ一人で潜られた!!
投稿: tetujin | 2016年8月26日 (金) 23:34
tetujin様 ありがとうございます。
実はひとりで潜るのも大好きです。
今はいろいろ制約がありますが、以前はイントラに
なる前に「単潜」はやらなきゃいけないプログラム
の一環でした。
慣れている海でも緊張しますが、外国の海は尚更!
エアの減りとか、自分を見つめるのもにいいですね。
投稿: miki⇒tetujin様 | 2016年8月26日 (金) 23:43