mikiログ的怪奇譚~百ものがたり~第31夜~
秋なのに…。
87話めを唐突に。これにて今年の怪奇譚も終わりかなあ。
とにかく自分が100話を飾らないようにしないと(笑)
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さて、お若いダイバー諸兄は、托鉢というのはご存じだろうか。
最近でも、人通りの多い、たとえば巣鴨のお地蔵さん前やターミナル駅で、僧がちりんと鈴を鳴らして、いわゆる喜捨の機会を授けるというもの。
本来ならば、修行僧が鉢を持って家々を廻るのでしょうが、このご時世なので駅前ロータリーで、ということも多いみたい。
ちりりりりーーん とか ちりんちりん とか鳴らし方もさまざま。
時には偽のコスプレ僧がお金を集めたり…。
そんなある晩、拙宅にてpcをいじっていると。
ちりーんと小さく鈴の音が、その時は聞こえたような「気がした」のかと。
ちりーん。どこかで季節はずれの風鈴が鳴ったのでしょうか。
ちりーん。風鈴の音って近づいてくる??
ちりーん。
なんかどっかで、聞いたことのあるような…。
部屋前通過??
ちりーん。
え、通過しないやん…。
ちりーん。
寝よ…。
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コメント
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今日来たメール。
「添付の死霊をご確認ください」とのこと。
さて、気を取り直して。
僕の住む千葉にも、その昔、軍隊の基地や駐留地が多くあり、それぞれの所で怪談が語られていた。古参兵による新兵いじめだったのかも。。
その一つ。津田沼にあった鉄道連隊の駐留地にの”井戸に纏わる怪談”。
かつて鉄道連隊が駐留していた頃は、新兵が門番に立つのが習わしだった。
ある夜、疲れから門番にあたっていた新兵が居眠りをしてしまった。それを咎めた上官は新兵をしかりつけると、新兵の持ってた銃の錫杖を井戸に捨ててしまった。
そして、一言
「天皇陛下からもらった銃なのだから、井戸に飛び込んでとって来い」
とすごんでみせた。
泳ぎが出来ない新兵は泣きながら井戸に飛び込み命を落としてしまった。
それ以来、毎夜毎夜井戸から、
ちりーん。
・・・こえーっ
ちりーん。
投稿: tetujin | 2015年9月18日 (金) 22:11
tetujin様 こんばんは
井戸…なぜかせつない話が多いですよね。
ってか、なぜに井戸の中からちりーーん。
鈴の音って、こわい、かも。
100話まで、よろ、です。
投稿: miki⇒tetujin様 | 2015年9月19日 (土) 20:30