mikiログ的怪奇譚～百ものがたり～第29夜～

今年もやってきました。この季節…。

2011年から、毎年７月の声を聞くとはじまるという…。

あれから4年…みんな4つ年をとった……。

　　　きゃーーーーーー∑q|ﾟДﾟ|p

ということで、83話ですよ。なんだかんだ…。

去年の今頃、私の友達でいっとう霊感の強いKちゃんの話をしました。

忘れちゃった～という方は、

参照　mikiログ的怪奇譚～百ものがたり～第20夜～　

今宵はその後日談からです。

Kちゃんが、それと対峙したのは隣のアパートの大家さんの庭。

隣のアパートとは番地も一緒で、同じ敷地内に横に並んで建っています。

つまり、隣のアパート、隣のアパートの大家さん宅、Kちゃんのアパートと。

　　

Kちゃんは、すごく前に亡くなった人にも最近亡くなった人にもよくあいます。

そう、その隣のアパートの1階ではまだ若い青年が孤独な死を迎えていたのです。

その時、すでに。

誰にもみとがめられずに…。

件の庭への入り口に、彼の住む窓はほぼくっついているようでした。

家具が運び出されて行くのを、くにのご両親が見守っていらしたとか。

最寄駅近くの不動産屋さんのガラス窓には、相場より安いそのお部屋が借主を探して間取りとともに貼り出されているそうです。

            
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