全員ではないのだっ

先日の全米OPでの錦織氏のインタビューを聞いて、「日本人は普通に英語が喋れるんだ」と勘違いした外国人は多いだろう。

錦織氏は日本語の方を慎重にしゃべっているような気さえする。

それで、あることを思いだした…。

すいぶん昔に伊豆へ行った際、ショップのその日のお客様Oさんは、英語ぺらぺらで、一緒に来ていたお友達も堪能。

そして、Y夫妻。海外赴任だが、休暇で帰国のために潜りにみえた。

当然のことながら、ぺらぺらを超えている。

ショップオーナーもペラペラ。

そこへたまたま、ほんとにたまたま、ドイツ人ダイバーがやってきた。

   

ダイビング中も、前後も、ランチの時も、普通にみんながぺらぺらぺらぺら英語を話すので、すっかり楽しそう…。

私は遠くにいるようにしていた…。

が、帰りは品川まで行くという…。

ご一緒したらいい、とよけいな声が…。

私はあまり英語が得意ではないですが、と、ドイツ人ダイバーは先に謙遜し、まさかの珍道中となった。

伊東を過ぎたら眠ろう…国際友好に貢献できずスミマセン…。

しかし、ドイツ人の好奇心は私の想像を超えていた。

目にはいるものすべてが興味の対象であり、何でも質問してくる。

伊豆急では、中でいろんなものを食べている人が目につく。

「あれは、なんだ?」

「あれは…すしの一種だw」

「あの黒いシートはなんだ?」

「あれは海藻の一種だ。海苔という…」

ついには、君は外人に日本の文化を教える仕事がむいているのでは、といい放った。

「こんな英語では無理だ…you know」

「いや、君のeasily Englishなら世界中どこいっても大丈夫だ。」

と、太鼓判を押された…。easily…なんか馬鹿にされたっぽい…。

外国人観光客に告ぐ。　日本人全員、英語喋れると思うなかれっ!

　

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