mikiログ的怪奇譚~百ものがたり~第17夜~
ぐっと涼しかった金曜日でしたね。
子供たちはこれから長い夏休みです。いいなぁ。
新月もすぎて、季節はしし座のシーズンにはいってきました。
夏といえばの、百物語。去年の夏は7月から9月まで「58話」までつなぎました。
ひょっとしたら、去年とかぶったりして。皆さんも忘れているでしょうから、いいやね。
そんな59話は、今のように病院が完全看護となる前、家族が泊まり込みにて、入院患者をお世話する時代の話です。
祖父が入院していた時に、祖母や伯母は祖母の家で夕方仮眠をとってから、病院にでかけていたようです。
世帯主が入院して、広く感じる家の居間にそっと横になる祖母。
ふと、誰かの気配がして起きようとするのですが、からだが金縛り状態で動かない。
気配はお風呂の方。湯殿を使う音がする。
あぁ、祖父が帰ってきてるんだな…と気づいたのだとか。
お風呂が大好きだった祖父。不自由な入院生活。二度と退院はできないことを知っていて。
伯母達もそうですが、他の親戚の者もみな聞きました。
亡くなった人ばかりではありません。思いが強いと、生きている人の心が思う場所に到達します。
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