めぐるめぐるよ因果はめぐる
母が電話で誰かと話している。「じゃあね、がんばってね」
誰だろう、友達か?と思うと、相手はテレアポのおにいさんやおねえさんだったりする。投資やお墓、エステにふとん。。
そんなある日のこと、ひとりの若い男性からお電話を頂いた母。
どうやら、某信託銀行の社員さんだったのだが、3年前、テレアポ(業務)にすっかり凹んでいたところ、例によって母の「がんばってね」という言葉に元気づけられ、今日までやってこれたこと。自分は××支店から○○支店に転勤になるのでご挨拶を、というびっくり内容だったよう。
猜疑心の強いおいらは「新手の振り込め詐欺じゃね?」などといってみたが、お電話では転勤のご挨拶に終始されていたとのこと。
我が家近所の××支店より、大都心の○○支店へ。。
これはものすごいご栄転ではないか?
ひとりの青年が、テレアポすることで疲弊して(イメージ)なんで俺こんなことやってるんだろぉぉなんて思ったのかもしれません。
「まあご栄転ね、ちゃんと頑張ってやってらっしゃったのね。」などと。
母が、ガチャ切りしたり、不機嫌な声で電話を切ったりしたのは聞いたことがありません。
これは、とりもなおさず、私であったり弟であったり、外で働く子供にかえってくる、と信じているからなのです。
これは祖母の考えでもありました。
母が結婚して知らない土地に住む、自分はこの土地で母くらいのお嬢さんをいっぱい助けていく。すると、母ははじめての土地で、親ぐらいの方々からいっぱい親切を頂きました。
私も姪や甥くらいのお子さん、両親世代は積極的にお助けマンになりたいと思います。
離れているから何もできない、なんてことはないのです。
自分の大切な人と思って、ほかの人を助けると、廻りめぐって大切な人のところに何倍にもなってかえっていきますよ。
逆もあり。つまんないことで、ファミレスなんかで若い子にあたりちらしている人、自分の子供がバイト先で同様の憂き目にあうこともあるかも。
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