方向音痴！と咆哮…５

お客様はいとも簡単に『バスを降りたら北に100ｍ位歩いて…』

地図持ち道に迷う私に、東西南北で教えて頂くのが一番困る。

また、バスに乗るのも一苦労だ。田舎のかわいいバスターミナルならまだしも、主要都市のバスターミナルは方向音痴にとっては難易度大、である。


このバス××橋に行きますか？　


バス停で待っている方々は、「地元のものじゃないので、わからないです。ごめんなさい」「さぁ、どうだろう」「運転手さんに聞いてごらんよ？」

もっともである。で、前乗りだと聴きやすいのだが、最近では後ろ乗りタイプでも、降車口から運転手さんに向かって『このバス××いきますか～☆』などと聴く始末。

　

　　

この間など、目的地は電車の駅からみたら左側なのに、バスは線路の右側から出るという（途中で線路をまたぐということね）

『このバス○○行きますかぁ』『1６番のバス停から出るのなら全部行くよ』『1６番てどこでしょう』などとやりとりまでする。運転手さんのところまでいって、すごすご引き返すよりは、乗らずにすまそうとしているだが、こっちの方が恥ずかしいか？

先日は、迷ってるのを悟られないように歩いていたつもりが、わんこをつれたおとうさんに『だいじょうぶ？どこいきたいの』と聞かれた。不審なにおいをわんこがかぎとり、飼い主さんに伝染したのであろうか…。いやぁ、助かりましたばい。

都内、都内近郊にかなり強くなった私は、ひょっとして、きたる大きな災害時に帰れるように、日々特訓されているのであろうか。

見えない何かに突き動かされるように、迷いながら歩く私の頭の中に、おぼろげながら、都内の地図ができあがりつつあるのである。

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