mikiログ的怪奇譚~百ものがたり~第8夜~
31話はtetujin様、32話はちゃこ。様。
東西横綱か!!(人ごとかいっあんたがガンバレ)
ほんとうの話というのはけっこうむずかし、実在する人がからみますのでね。自分が何か見た、というのがいいんでしょうね。
このブログでも以前書いたように思うのですが…。
細かいところは忘却のかなたでつ。
とある島でのできごとです。この島はそもそも無人島だったところにダイビングショップ兼宿屋がたちまして、成田⇒某⇒某2⇒某3と飛行機を乗り継ぎ、陸路数時間、船に乗り換えて数時間、2日半かかって着いた時にはへとへとになる場所にありました。
それでもいい海が待っている!!手つかずの海が!!
最初は1軒だけだった宿のまわりに、ぽつぽつとショップ兼宿が立ち始め、ずいぶんにぎやかになりました。某2への直行便、船の馬力UPなどで、島への上陸も前よりいくぶん便利になったようでした。
何回目かの訪島で、スタッフ間で話題になっていたのが、ある化け物の話。
信じてないスタッフもいたし、見て失神したスタッフもいるとの事。
一棟独立バンガロータイプの部屋に、シャワーやトイレがつくのはもっとあとの話で、その頃は島の中ほどのジャングルに右側がトイレ、左側がシャワー(水)という小屋がたっていただけでした。
だから調子に乗ってのみすぎると、夜なかにジャングルのトイレまで行かなくちゃならないわけです。まあ、硬派のダイバーmikiは平気なんですけれども。
真ん中が通路みたいになっていてね、正面が洗面所。
遅くに歯磨きにくる時もたいそう蚊にさされたりしたっけ。
その洗面所の上の窓から大きな男が覗いていたというのです。(注/前出の死神じゃないよ)
特徴は、目も鼻もなく全身真っ黒。すごく背が高い。ものもいわず見てたけどやがて去りゆく、みたいな。
島にもともと住んでいる人はいないのだけど、よそから来て上陸することはできます。そういう輩なんじゃないの??光の加減で顔の造作が見えなかったんだよ。
でも、それを見た女性スタッフ(お部屋のお掃除とかしてくれる)は半狂乱だったとか。
私は、イメージがわかなかったのね。翌晩まではね。
海沿いのバンガローで、夜なかにふっと目がさめた。どうしてドアをあけようと思ったのかな。1時40分てとこかな。
なぜかわからないけれど、ドアの外、この時間なら潮が引いているはず、その海をなぜ見ようとしたのか、、それがそこにいて、ドア越しにこちらを見ているのがわかったからなのか。
開けたよ。 (;д;)
それはまっすぐ、こちらを見てた。海の上(潮はひいてて遠浅になってる)に。月あかりに真っ黒で、目とか鼻とかなくてでも見られているのがわかる。
相手との距離はどのくらい??敵は3mくらいか??
私の左手は、ドアノブにかかったまま。
心臓がわしづかみになったみたい、で、目は離せない。
背中をむけちゃだめだ。声は出ない。足がセメントで固まったみたいに動かない。
なんだありゃ。
つづく
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ダイバーのmikiさんからテッパンの話が出ないので、代わりに・・・(やっぱり、イントラさんはこんな話はできないっすよね) ”共潜き”(ともかずき)”という言葉を知っているだろうか?伊勢志摩のあたりで、海女たちが口々に言う。曇った日に一人で潜ると自分...... [続きを読む]
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ダイバーのmikiさんからテッパンの話が出ないので、代わりに・・・
(やっぱり、イントラさんはこんな話はできないっすよね)
”共潜き”(ともかずき)”という言葉を知っているだろうか?
伊勢志摩のあたりで、海女たちが口々に言う。曇った日に一人で潜ると自分と生き写しの姿をした人が海中で笑いかけてくるというのだ。
海女の間では、これを”共潜り”とか”共かずき”と呼んでいるらしい。
昔の伊勢志摩の海女は魔よけの鉢巻をしていたのだが、共潜きの鉢巻は一端が長いらしく、差し出される鮑などをもらったり、誘いに乗ってついていくと溺れ死ぬそう。
この”共かずき”の目撃例は、伊勢志摩だけでなく、日本全国、津々浦々にあるようだ。
こうした話は海女さんだけのものだろうかと思っていたのだが、海外に海で働くインストラクターが多くなってくるのにつれて、海外でもポツポツと話を聞くようになった。
ゲストたちと集団で潜っていて、ふと後ろを振り返ると、なんだか人数が多い。数を数えて見ると一人多いというもの。
器材がショップのレンタルのものと違っていたり、一昔前のモデルだったり。数年~数日前に死んだはずの知人がまざっていたり・・・。
人数が多いというのは、他のチームのダイバーが間違ってついてきてしまった可能性もあり、残圧を確かめた上で速やかに船に戻るしかないのだが、一緒に潜っていて何が起こるのか?といえば、共潜ぎと同じで、ついていかない限り特に何が起こるということも無いようだ。
って、こえ~。オレ、美人ダイバーならついていっちゃうかも。。・・・書くんじゃなかった・・・orz。
投稿: tetujin | 2011年7月14日 (木) 05:26
こっこっ怖いっ!
霊よりも怖いですっ!やっぱり、、、
恐ろしいですねッ!
宇宙人や雪男や雪女、、口裂けおんなっ!
「ギャー!!」
でも、見てみたいな、、。
「どこですかっ?mikiさん??」
教えてください!
きっと、核実験で生まれたモンスター!!
いや、、宇宙人かもね、、。うっわっ!
投稿: ちゃこ。 | 2011年7月14日 (木) 09:04
けっう増えたり減ったりしますよね。人数って。
違う船のっちゃったり(そういう意味かいっ)
そういえば、私のこと見てぎょっとした顔したガイド
さん。私のボロボロのジーグル見て「でたな」と思ったのかな、いにしえじゃない。風化しただけよ~。
一昔前ぢゃない、ふた昔前のだからかな。
伊勢志摩の海女さんのショーは見たことあります。
かっこいいですよね。
投稿: miki⇒tetujin様 | 2011年7月14日 (木) 22:50
いまだによくわからないんですよ。
昨日と同じ時間に出たら、ん、と思うけれど。
私の起きる時間に部屋の前ですから。
今は、またもとの静かな無人島に戻っています。
カリマンタン(昔風にいうとボルネオ島)近くの島
ですね。
投稿: miki⇒ちゃこ。様 | 2011年7月14日 (木) 22:53
そうか、、敢えてジョークで笑って、
欲しかったんですが、、
其の世界で生業を、様々な事態を体験されてる
有能な方達のおはなしです。
「黒い姿」は「霊」の古さに起因するそうです。
どれくらい古いかは、その輪郭が際立つほど、
新しいそうです。で、、至って友好的、かつ、身内であるそうです。で、危険な状況が本人(目撃者)に
起こる時期によく出現して諭すらしいです。
其の地域に血縁者はおられないのでしょうか、、。
まるで、海に立ちはだかるかのような姿勢、位置、、。或いは「顔」見たさでしょうか、、。
今更ですが、
海ではお気をつけ下さいませ。
mikiさま。
投稿: ちゃこ。 | 2011年7月15日 (金) 14:25
でも、私の身内だったら、ほかのスタッフをおどろかさないですよね。女性スタッフのいうのと、私が見たのはどうも一緒みたいです。
でも、死んでる人でもないような
生きてる人でもないような。。う~ん。
投稿: miki⇒ちゃこ。様 | 2011年7月15日 (金) 16:40