祖母の戀のお話
祖母が通るとき、その男性(ひと)はいつも庭先で洗濯をしていました。
彼の下宿先は、祖母の通う小学校の通学路にあったから。。
いつもいつも彼は洗濯してた。靴下とかハンカチとか洗って干して…。
ずいぶん年上のそのお兄さん、彼女がある日ついに発した言葉…。
「男のくせに洗濯してる!!」
それから通るたびに「男なのに洗濯しちゃってぇ!!!」
この小学生ウザイ。。
そしていつしか少女は大人になって、親の決めた男性との結婚話もすすんでおりました。
彼女が発した言葉「私××さんと結婚する!」
別につきあっていたわけでもなんでもなくて。。
ただ、靴下を洗うその青年がずっと大好きだったの。
彼女が不器用に初恋を貫いた街を、私の愛する海がさらっていきました。
海からの優しい潮風に乗って、運ばれるふたりの思い出の街。
あとかたもなく、消えてしまった…。。
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