Ｆ

9月の終わりに叔父が逝って３年。

家系的に、倒れたら「あっ」と言う間…。全然会話もできず見送ることが多いような気がする。

まだ５０代、若すぎる死である。


その日、私が椅子に座ってうとうとしていると、誰かが頭をぽんっとたたいたのである。

その時、私はＩＣＵに入った叔父が「風邪ひくぞ」とばかりたたいたような気がした。

というか、もう終焉が近いのだ、とかなしくなった記憶がある。


そして走りに走って…あと5分を待ってくれずに旅立ってしまったのである。

叔父に借りっぱなしで、返していないものがある。

NikonのＦである。



カメラの大好きな叔父の愛機のひとつで、ヒトケタといわれるシリーズ。



どうやって手にいれたのかな。

シグマの望遠レンズを父に買ってもらい、練習中の野球選手氏（前出）を撮ったりしていた。

  金網と後ろの景色がとんで、デジタルでは出にくい淡い色

はて、もう返せないわ。。。

永久に借りてていいかな。



腕前はあがらないのだけど…。